トヨタは13日、系列のトラック・バスメーカーである日野自動車の次期社長に蛇川忠暉副社長を派遣する方針を固めたという。これに合わせ、トヨタは出資比率を現在の36.6%から50%に拡大し、日野を完全子会社化する方向で準備に入った。社長人事共々、6月末に開催予定の日野の定時株主総会後の取締役会で正式決定されることになる。
トヨタが筆頭株主となり、社長も派遣して日野を完全子会社化することで、軽自動車から大型トラックまでラインナップする総合自動車メーカーとしての体制を確保。各分野でのトップシェアを今まで以上の体制で目指すことになる。
日野の現社長は生え抜きの湯浅浩氏だが、6月以降どういった処遇となるのかはまだ決定していないという。