【株価】今期業績下方修正を嫌気し、三菱自が続落

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【株価】今期業績下方修正を嫌気し、三菱自が続落
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全体相場は反発したが、為替円安が一服したことで、自動車株は下げる銘柄が目立った。三菱自動車工業が、前日比7円安の365円と続落。この日、今3月期の業績修正を発表したが、売上高3兆3000億円(従来予想3兆4000億円)、経常赤字900億円(同450億円)、最終損失2700億円(同1400億円)と厳しい内容。

販売不振に加え、リコール関連費用の計上が足を引っ張ったもので、市場の売りを誘った。同時に「ターンアラウンド計画」策定の進捗状況を発表したが、先行きは楽観視できない状況だ。

ホンダも、前日比110円安の5130円と続落し、一時5000円台を割り込む局面もあった。前日、今3月期業績の増額修正見通しを発表したが、欧州事業の苦戦(500億円の営業赤字見込み)が、嫌気された格好だ。しかし、先行きに関しては強気に見る声が多い。日産自動車も、利益確定の売りに押され続落。トヨタ自動車も反落した。一方、日野自動車工業、マツダ、ダイハツはしっかり。

《山口邦夫》

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