『ミニ』のオプションには「ソルト」「ペッパー」「チリ」という3タイプのパッケージが用意されている。ソルトは『ミニ・ワン』に、ペッパー、チリは『ミニ・クーパー』『ミニ・クーパーS』に設定がある。
ソルトに含まれるのはフロントシートの背部の荷物ネット、インテリアライトパック、それにフォグランプ。ワンのヘッドライト枠とドアハンドルにはもともとクロム加工が施されているが、クーパーでペッパーを選べば、バンパー、グリル、テールパイプにも同様の加工がなされる。
これよりワンランク上のチリでは、クーパーSレベルのスポーティなスタイルや性能を、クーパーで味わうことができる。ファブリックとレザーのコンビネーション・トリムのシートには、しっかりとしたサイドサポートを期待できる。それにレザーステアリングホイールと、アップグレードしたサスペンション、加えて16インチのアルミ製ホイールに、ルーフ・スポイラーも付いてくる。
BMWの話によると、新型ミニには早くも2000を超える予約が入っており、インターネットでのアンケートでは「もっと知りたい」という3万通を超える声が寄せられている。ミニが生産されるオックスフォード工場は、現在ライン整備の最終段階に入っている。生産開始後の最初の1年間で生産を予定している10万台のうち、イギリスで販売されるのは2万台だという。