日産自動車は、GM(ゼネラルモーターズ)系列のオペルとルノーが共同開発した、欧州向けのコンパクト商用車を2003年からスペイン工場で生産すると発表した。
スペイン工場での生産を決めたコンパクト商用車は、GMの英国工場ですでに生産が始まっており、夏からルノーブランド『トラフィック』とGMブランドのオペル『ビバーロ』として欧州向けに発売する計画。日産ブランドでも2002年から投入する予定で、デザインの一部を日産用に変更して発売する。
ルノーとGMは欧州向け車の開発で96年12月に提携しており、今回の発表はこのプロジェクトに日産が参画する格好。ルノーを介してとはいえ、トヨタと深い協力関係にあるGMとの生産協力というこ提携関係が複雑化してきた。