『Xタイプ』の車内スペースは小型スポーツサルーン・クラス最大。フォード『モンデオ』のプラットフォームを最大限に利用していることが分かる。これにはフォードの優れた人間工学によるところが大きい。後席とラゲッジスペースに関しては、ワンランク外寸が上のモデルよりも広い場合もあるくらいだ。
車内に足を踏み入れれば、その高めのウィンドウラインなどにより、他のジャガーと同様の居心地の良さが感じ取れる。ダッシュボードとコンソールは一体化しており、これもジャガーでは初めての試み。
木目パネルは、鳥目模様のメープルがスタンダードモデルに用いられ、スポーツバージョンにはグレーに染められたウッドを使用する。2.5リットルV6 エンジンのエントリー仕様を除く全モデルにレザーシートが採用されている。