5チーム6ドライバーが参加しているバルセロナ合同テスト、24日は王者ミハエル・シューマッハが貫禄のトップタイムを記録した。シューマッハにとって2日目となるこの日は、9時10分から昨日の作業を継続した。
テストチーム・マネージャーのルイジ・マッツォーラは「今日はたくさんの作業をこなすことができた。特にタイヤと電気系統に重点を置いた。シューマッハは450km近く走り込んだが、テクニカルな問題は微塵もなかった。つまりシューマッハの調子が完璧であるということ。バリケロやバドエルが試したタイヤの最終確認もできた」とエースドライバーとの充実したテスト内容を振り返った。
一方のマクラーレンはエンジンの不調に苦しんでいる。日曜日から開始したテストですでに2度のエンジンブロー。この日もアレクサンダー・ブルツの乗るメルセデスベンツV10エンジンがブローし、赤旗中断。2番手のタイムを記録したデビッド・クルサードも「ちょっとしたギアボックストラブル」に悩まされた。来月7日にニューマシン発表会を控えたマクラーレンは信頼性を回復させるため、急ピッチの作業に負われている。
順位 | ドライバー/チーム | タイヤ ※1 | タイム※2 | 順位 |
1 | シューマッハ/フェラーリ | B | 1'21''174 | 95 |
2 | クルサード/マクラーレン | B | 1'21''700 | 64 |
3 | ブルツ/マクラーレン | B | 1'21''798 | 43 |
4 | フェルスタッペン/アロウズ | B | 1'22''380 | 62 |
5 | トゥルーリ/ジョーダン・ホンダ | B | 1'22''619 | 35 |
6 | マッツァカーネ/プロスト | M | 1'24''640 | 43 |
※2:合同テストのため、オフィシャルタイムは発表されず、タイムはあくまでも参考。