自治体の反対で高速道路に税金投入は中断

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建設省は、高速自動車道路の整備への税金投入を来年度は見送る方針を固めた。税金投入に伴って負担が増える自治体から、反発の声が強まっているため、来年度からの税金投入を見送り、数年後に実施できるよう制度全体を見直す。

高速道路は財政投融資から資金を借り入れて、利用料金をプール制で借金を返済している。しかし、利用がそれ程見込めない採算が合わない地域には、税金を投入して道路整備を進める方針だった。

ところが、税金を投入した場合、うち3割は地元の自治体が負担しなければならないため、すでにプール制で整備している他の過疎地域の自治体と不公平となるため、反対する自治体が相次いだ。道路審議会の答申でも地方負担のあり方、料金のあり方などの課題を検討するべきとされたことから、来年度の制度改正は見送ることにした。

《レスポンス編集部》

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