運輸省と建設省は、茨城県つくば市で、運輸省が開発してきた先進安全自動車(ASV)と、建設省が推進してきた走行支援道路システム(AHS)を連携と協調によって実現する走行支援システムの公開デモンストレーション「スマートクルーズ21 Demo2000」をスタート、12月1日まで開催する。
AHSは路面の状態や路上の障害物を路側のシステムが把握し、情報を自動車に送信する。ASVは前車との距離などの走行環境を把握してドライバーに警告したり、危険が迫ったら自動ブレーキをかける。運輸省と建設省は、これを連携させ、道路側と自動車が双方向で情報通信を行い、安全走行を支援するシステムで、10月からテストコースで実証実験を行なっている。
今回開催されている「Demo2000」は、この技術をマスコミや有識者、関係者に体験してもらうもの。両システムが連携して、一般に普及すれば交通事故死者数、事故件数は半減すると期待されている。