制動距離が縮まるほか、SBC=センソトロニック・ブレーキシステムには次のような利点がある。
●「ソフトストップ機能」:市街地走行のような低速からのブレーキングではソフトに静止できるようにブレーキ制御がプログラムされている。
●「ドライブレーキング機能」:ブレーキディスク表面に水の膜が発生するのを防ぐために、ごく軽いブレーキングを小刻みに行なう。この機能はワイパーのスイッチと連動している。
●「渋滞アシスト」:ブレーキペダルを踏まなくとも、アクセルを話すだけでクルマを静止させておく。
●「ドライブアウェイ・アシスト」:駐車ブレーキを使わずに坂道にクルマを止めておく。ブレーキペダルを軽く、突くように踏むと作動する。アクセルを踏めばそのまま発進できる。
来年発表予定の新型『SL』でSBCはまず採用され、次に新型『Eクラス』に採用される。ただしエンジニアによると現行モデルに追加採用はできないので、『A』、『C』、『S』の各クラス、およびそれらの派生車へのSBC採用は、フルモデルチェンジを待たねばならない。