ディーゼル車NO運動を展開している東京都は、トラックやバスにDPFを装着する場合、購入費用の一部を補助する方針を固めた。事業者がDPFを装着する場合の費用の補助は来年度から、運輸省と環境庁が実施する予定だが、都ではこれに負けじと率先してDPF装着を推進する。
対象は購入から5年以上経過したもので、3年以上は使用する予定のあるトラック、バスを想定している。DPFは大型車用で80〜130万程度かかるものが主流で、高価なため、購入費用を補助して装着を進める。このほか、天然ガススタンド設置費用なども補助していく方針で、DPF装着義務付けなどの強硬な措置だけでなく、大気汚染改善のためのディーゼル車の対策も進めていく。