ファイアストンは23日、同社製タイヤの『ウィルダネスAT』を装着した、フォード『エクスプローラー』で走行中、ドレッド剥離によるコントロール不能によって事故を引き起こし、死亡したドライバーの遺族と和解したことを正式に確認した。
この事故は1999年5月、テキサス州ブラウンズビルの近郊で、パトリシオ・リール氏運転のエクスプローラーがタイヤのドレッド剥離によってコントロール不能となり、道路際の電柱に衝突。同情していた婦人のニディア・リールさんとともに死亡したというもの。遺族側がファイアストンを相手にした訴訟を行っていたが、和解に達した。
今回のケースがアメリカ域内で起きた事故では最初の和解になるが、ファイアストンは他の案件の訴訟が進行しているため、今回の和解内容の詳細は公表しないという方針であることも明らかにしている。