ワシントンポスト紙が最近行った調査によると、フォード『エクスプローラー』の事故率はファィアストンばかりではなく、グッドイヤータイヤを装着したものでも他のSUVと比べると明らかに高いという。
97年から99年までのSUVのタイヤが原因と思われる事故の調査を行ったアナリストによると、エクスプローラーには安定性の面で問題があると言わざるを得ないというのだ。しかも、グッドイヤータイヤを装着したエクスプローラーは他のSUVと比べてタイヤが原因と思われる事故が多いだけでなく、衝突の率も格段に高いという。
これに対しフォードは強く反発、グッドイヤータイヤを装着したエクスプローラーの事故率が他のSUVと比べて高いという事実はないとしている。フォードは一連のファイアストン問題で、責任のすべてはファイアストンにあると主張している。もしグッドイヤーでもエクスプローラーだけに問題があるということが事実ならば、まさに事態はフォードにとって壊滅的である。
フォードは走行マイルと事故発生率を比べればエクスプローラーでの死亡事故が起こる確率は他のSUVより低いと主張しているのだが、真相は?