アウディは620PSミッドエンジン・2シータークーペのスーパーカーを発表した。その名も『プロジェクト・ローゼマイヤー』。ベルント・ローゼマイヤーは、1930年代にアウディの前身アウトウニオンのGPマシンで数多くの勝利を収め、また幾多の速度記録を樹立したレーサーだ。
もともとローゼマイヤー・コンセプトカーは、VWグループが最近開設したテーマパーク「アウトシュタット」で6月から見ることができた。ただし怪し気な光の中で、しかも1回に16秒間という展示時間で。
「もっと形がよくわかるように見せろ」というリクエストをアウディ会長のフランツヨーゼフ・ペフゲンは断わり続けてきたのだが、重圧に耐えかねてか、頃はよしと判断したのか、パリ・モーターショーでついにベールがすべてはがされることになったのだ。パリでの披露より一足早く、auto-ASCII24がその姿を読者にお届けする。