環境庁による排出ガス対策試案、さらに……

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11日、自動車の排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や、粒子状物質(PM)の削減案を検討課題としている中央環境審議委員会は、新たな規制対象として、ディーゼル車の排出ガス中に含まれるPMも加えることなどをまとめた中間報告の骨子を発表した。

この報告では、(1)ディーゼル車から排出されるPMを新たな規制対象にする。(2)大都市圏でディーゼル車を含めた形で排出ガスの規制を強化し、一部車種の保有を禁じる。(3)一定台数を超えて車両を使用する事業者には排出ガス抑制計画を提出させる。(4)排出ガスにおける汚染が深刻な大都市の交差点を対象に「局地汚染対策推進計画制度」を創設するなど、四つの項目を具体例としてあげている。

正式な中間報告書は9月を目標に製作し、年内には答申を行う予定。環境庁では2001年に自動車NOx法案を通常国会に提出したいとしている。

《石田真一》

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