ヨーロッパ連合(EU)と日本自動車工業会(自工会)は、2009年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を140g/kmまで削減することで合意しているが、ヨーロッパ市場における昨年度の日本車のCO2排出量の改善状況をまとめ、発表した。
それによると、1999年の新車の値を平均すると、1kmあたりのCO2排出量は187gと算定された。これは5年前の数値と比較した場合、4.6%減となる。衝突安全性の向上など車体構造の見なおしによって、車重は逆に7.1%増加している中での削減だけに、自工会では「低燃費型エンジン装備などの技術革新が反映されたのではないか」と分析している。