クルマを実際に衝突させる試験を行い、車種ごとの安全性を公表する自動車アセスメント(JNCAP)の2000年度(平成12年度)の実施要領を運輸省が発表した。
昨年まではクルマの前部すべてをバリアに衝突させる「フルラップ方式」の前面衝突試験を行ってきたが、今年からはクルマの前面の一部(日本は左側通行なので、右側の35%〜50%)を衝突させる「オフセット方式」の衝突試験を初めて実施するのに加え、総合評価を実施、車種ごとに評価する。安全性最高の★★★★★★(6ッ星)をどの車種が獲得するのか注目される。
ちなみに今年からはJNCAPがこれまで実施してきた評価方法や、対象車種選定方法を変更する。その理由をつきつめていくと、どうも大メーカーの意向が働き、何らかの圧力を掛けられているのでは…と指摘する声も。