【ホンダF1ストーキング】ドライバビリティ勝負……モナコGPに見せるBARの自信

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ここ数戦、メカトラブルでレースを落としているBARホンダにとって、信頼性の回復がモナコGPでの目標となる。シーズン序盤の好調は信頼性にあったといえる。

ジャック・ビルヌーブ、リカルド・ゾンタのドライバー2人はモナコに住んでいるので、モナコGPは「もうひとつのホームグランプリ」とも言える。が、過去の成績はさびしい。ジャックは98年の5位が唯一の完走、そしてリカルドは、昨年は負傷欠場したので初めてのモナコGPとなる。ただしリカルドはF3000でこのコ−スを走っているので、コ−ス自体の経験はある。

短い直線と曲がりくねったレイアウトのモナコGPでは、エンジンパワーが最大に達することは少ない。その代わり重要になのがスムーズな出力特性、ドライバビリティだ。ホンダRA000Eエンジンは、モナコ市街地で繰り返されるブレーキングから立ちあがり加速にかけて威力を発揮すると、関係者は期待している。

本田技術研究所の保坂武文マネージング・ディレクターは「低回転域からスムーズにパワーを出すようにエンジンマッピングを改良した」と語る。先週チームはフランスのノガロサーキットでテストを行なったが、ツイスティなレイアウトのコースで、モナコGPのシミュレーションを行なったというわけだ。

《高木啓》

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