トヨタ自動車の友山茂樹常務役員は5月29日に東京で記者会見し、「G-BOOK」などテレマティクスを通じて収集したビッグデータを活用する新たな交通情報サービスなどの概要を発表した。
トヨタ自動車は、ビッグデータを基に加工した交通情報や統計データなどを、自治体や企業が交通流改善の提供や防災対策などに活用できる「ビッグデータ交通情報サービス」を開発、6月3日より、全国の自治体や一般企業を対象に利用の申し込みを受け付ける。
トヨタ自動車のビッグデータサービスは、クラウドサービスのプラットフォームとして提供される。このサービスの利用料金は、自治体・企業向けでは、標準サービスで1ライセンス月額20万円。発行ID数は50あり、何人かでサービスを共有して使うことが可能だ。
ビッグデータの恩恵を個人にも提供する、それが新スマートG-BOOKだ。これはiPhoneやAndroid搭載のスマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで利用できるもので、ゼンリンデータコム製のナビエンジンを利用してトヨタメディアサービスが開発し、提供する。
2002年のG-BOOKから始まったテレマティクス搭載車は10年間に累計330万台となり、その中でも常時通信を行う通信モジュールDCM(Data Communication Module)を搭載する車両は70万台にのぼる。
2012年2月からタイトヨタが提供しているスマートフォン向けテレマティクスサービス「smart G-BOOK」。
トヨタのディーラー向けクラウド型顧客連携(CR)ツール、「e-CRB(evolutionally-Customer Relationship Building)」。
トヨタ自動車の友山茂樹常務役員は、CEATEC2012で一般公開している超小型1人乗り電気自動車をベースにしたコンセプトモデル『Smart INSECT』について、スマートフォンに4つのタイヤがついたようなものと解説する。
トヨタ自動車は、トヨタ車体製の超小型1人乗り電気自動車『コムス』をベースに、ドライバーの手振りや音声を認識して運転支援や自宅の遠隔操作ができるコンセプトモデル『Smart INSECT』を出展、各種操作の実演を行う。
カーナビゲーションは大きなトレンドの変化を迎えつつある。スマートフォンのアプリを車載ハードウェアで操作できるいわゆる「ディスプレイオーディオ」がこの夏、各社から相次いで発売された。
7日、石川県輪島市の能登空港で「能登スマート・ドライブ・プロジェクト」のオープニングセレモニーが開催された。
この春から夏にかけて、スマートデバイス対応のナビゲーションやアプリケーションが各社から相次いで発表された。
デンソーは24日、ドライバー向けスマートフォンアプリ「smart G-BOOK ARPEGGiO(アルペジオ)」をリリースした。smart G-BOOK ARPEGGiOは、施設検索や音楽再生、インターネットラジオ、燃費管理、スポーツニュースなどの機能をクルマの運転中にも安全に利用できるサービス。
トヨタ自動車のスマートフォン向けサービス『smart G-BOOK』に、新サービス『smart G-BOOK ARPEGGiO(アルペジオ)』が追加される。施設検索や音楽再生などスマートフォンのアプリを、トヨタ純正カーナビで利用できる新サービスだ。
ゼンリンデータコムは、スマートフォン&モバイルEXPO2012において、トヨタ自動車がタイ・バンコクモーターショーで発表したスマートフォン向けサービス『スマートG-BOOK』のデモ展示を行なった。