広州の中心市街からクルマを飛ばすこと1時間弱。緑豊かな郊外に広州トヨタ(GTMC)はある。深センや香港へも約1時間という立地。GTMCは、トヨタ自動車と広州汽車集団の折半出資で2004年9月に設立されたメーカー・ディストリビューターだ。
トヨタ自動車は10日、ユーザーがエコドライブした際にポイントを付加、そのポイントを社会貢献活動につなげる新しいサービスとして「ハーモニアスドライビングナビゲーター 」を開発したと発表した。7月に発売するレクサス初のハイブリッド専用車『HS250h』で採用する。
中国のトヨタブランドで初めてG-BOOKが搭載された広州トヨタの『カムリ 240V G-BOOK智能領航』。地元メディアの関心はどこにあるのか。
18日、中国・広州トヨタで発表された『カムリ 240V G-BOOK智能領航』では、ディーラー支援システムの『e-CRB』(evolutionally Customer Relationship Building)と一体化したサービスを提供する。
広州トヨタは18日、広州トヨタの『カムリ』に最上級グレード「240V G-BOOK智能領航」を発表した。中国で発売するトヨタブランドとしては初めてG-BOOKを搭載。価格は28.38万元。18日より中国全土の広州トヨタディーラーで発売し、5月17日よりデリバリーを開始する。
トヨタは北京モーターショーで、中国での『G-BOOK』スタートを09年春とアナウンスした。しかしサービス開始を待たずとも、「来月より、北京で交通情報サービスに対応するナビゲーションシステムを試験的にお客様にご使用いただき、モニター評価を行います」という。
トヨタ自動車、渡辺社長は北京モーターショー(AutoCina08)のプレスカンファレンスにて、中国で開始するテレマティクスの時期とサービス名を明らかにした。名称は『G-BOOK』、サービス開始は09年春をめどとする。
トヨタ自動車は、販売店装着オプションのナビゲーションに、車載通信機DCMを利用する「G-BOOK mX Pro」対応モデルを新採用するとともに、地上デジタルTVチューナーまたはワンセグチューナーを標準搭載した全9機種の新モデルを設定して発表した。
いま最もホットな市場、中国。この中国市場において、“ミスターG”こと友山茂樹氏が手がけるのが、最先端のディーラー支援システム「e-CRB」を軸とした中国版G-BOOKだ。
トヨタ自動車のテレマティクスサービス「G-BOOK mX」で、カーナビなどの地図情報を管理する「マップオンデマンド」システムは22日、首都高速道路山手トンネルなどを追加して地図を更新した。山手トンネルの開業からちょうど1か月後の更新となる。
修理やメンテナンスなどを行うサービス部門。新車購入時はあまり気にすることはないが、ひとたびオーナーになれば愛車が定期的にお世話になる場所である。それだけにサービス部門のクオリティは、購入後満足感、ひいては顧客満足度に大きく影響する。
中国のレクサスおよびトヨタディーラーでは、"顧客とのコミュニケーション"を重視し、この部分を徹底的にシステム化している。その根幹を支えるのが、顧客との総合的なリレーションを管理する「e-CRB」と、そのコアとなる統合型顧客管理システムの「i-CROP」である。
中国のレクサス/広州トヨタディーラーで運用されているディーラーオペレーション・顧客管理システム、『e-CRB』。その開発全般に関わり、保守運用を担っているのが、ペキン・メディアテクニカルソリューションだ。
中国のレクサス/トヨタディーラーでは、顧客管理システム「e-CRB」を中心にして様々な販売支援のITツールが用意されている。例えば、日本でもおなじみの「3Dシミュレーター」では、商談テーブルの上でクルマの装備やカラーを選択して、画面を見ながら検討することができる。
メーカーではエンジニアが「よいクルマ」を目指し開発に勤しんでいるが、そのクルマも「よいディーラー、よいセールス」の手で売られねば魅力半減だ。顧客満足度や代替購入率をみても、セールスの質が占める部分は大きい。自動車ビジネスの“最前線”は販売なのである。