
いすゞ、再建「新3カ年計画」を1年前倒しで達成
いすゞ自動車は、再建計画の新3ヵ年計画の目標を1年前倒しで達成した。ディーゼル排ガス規制の強化による特需という追い風があったためだ。このため、新しい経営計画は当初の予定通り来期からとし、今期は国内の特需の反動の逆風の中で、目標達成維持を狙う。

いすゞ04年3月期単独決算…過去最高でも無配を継続
いすゞ自動車は、2004年3月期の単独決算を発表した。売上高は前年同期比17.1%増の8903億円、営業利益が同410.3%増の670億円で増収増益となった。経常利益は同1079.4%増の576億円で、営業利益、経常利益は過去最高だった。

いすゞ04年3月期連結決算…排ガス規制特需で過去最高
いすゞ自動車は、2004年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.0%増の1兆4303億円、営業利益が同446.4%増の845億円、経常利益が817億円、当期純利益が547億円となった。営業、経常、当期利益は全て過去最高で、とくに、経常、当期利益は前年同期の赤字から一気に大幅黒字に転換した。

4月トラック販売…ディーゼル規制特需の終り?
トラック業界がまとめた4月の普通トラックの販売台数は、前年同月比2.5%増の4674台となった。首都圏のディーゼル排ガス規制で、トラック需要は好調に推移して2ケタの伸び率で推移してきたものの、伸び率が大幅に低下、ここにきてトーンダウンした。

【株価】収益拡大期待、トヨタが4000円台
米国株の急落を受けて安く始まったが、買いが優勢になり平均株価は一時1万2000円台を回復。しかし、米国の利上げに対する警戒感が影響し、結局は小反落して引けた。円相場が1ドル=109円台に軟化したことを好感し、自動車株は総じてしっかり。

【株価】日産ディーゼルが好決算期待で人気
UFJ銀行の不良債権問題に対する警戒感が強まり、全体相場は反落。円相場が再び1ドル=107円台に上昇したことから、自動車株はさえない動きとなった。

【リコール】直進しかできない!?…いすゞ『ミュー』など
いすゞ自動車は15日、『ミュー』と『ウィザード』のかじ取り装置に不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。98年3月−02年1月に生産した1万7183台が対象。

【株価】再建期待…いすゞ、三菱続伸
景気回復期待の買いを利益確定の売りがわずかに勝り、全体相場は3日ぶりに小反落。自動車株は高安まちまちとなった。

【株価】再建銘柄…三菱、いすゞに関心
米国株高を好感し、全体相場は続伸。平均株価は3日ぶりに年初来高値を更新した。内需関連株に資金がシフトし、自動車株は高安まちまち。

【リコール】いすゞ『ビッグホーン』など…国土交通省の調査指示で届け出
いすゞは13日、乗用車『ビッグホーン』、ホンダ『ホライゾン』(OEM)のアクセルケーブルに不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。91年11月−96年3月に生産した9931台が対象。