日産自動車とグループ車体メーカー、部品メーカーなど4社は、6日、傘下のサービス・サポート会社10社を4月1日付けで合併し、新会社「日産クリエイティブサービス」を設立する、と発表した。
日産自動車系の部品メーカー、ジヤトコは、メキシコで無段変速機(CVT)を2005年半ばから現地生産すると発表した。日本メーカーが海外でCVTを生産するのは初めて。
日産自動車が米フォード・モーターに最先端の変速装置である無段変速機(CVT)を供給するという。きょうの日経が1面準トップで報じている。日産が2005年にもメキシコで現地生産を開始、フォードが北米で生産する乗用車に搭載するというもの。無段変速機を生産するのは、子会社のジャトコが担当、年間100億円規模の出荷を見込んでいるという。
『ティアナ』の3.5リットルV6エンジン「NEO VQ35DE」搭載モデルには、新開発された大排気量エンジン用CVT「エクストロニックCVT-M6」が組み合わされる。これまで「2.5リットルエンジンがCVTの限界値」と言われてきたが、それを軽々と乗り越えた。
富士重工業とジヤトコは、軽自動車とサブコンパクトカー用のCVT(無段変速機)の開発と生産を目的にした新会社富士ATを設立すると発表した。
今回のCVTは、先代のスバル製CVTではなく、関連会社のJATCO製となる「XTRONIC CVT」と呼ばれるもの。ステアリングの変速スイッチによって6段変速が可能だ。
日産自動車、三菱自動車工業、ジヤトコの3社は、AT/CVT事業統合に関する契約に基づいてジヤトコとダイヤモンドマチック間で、株式交換を7月1日で実施したと発表した。今年3月に締結したAT/CVT事業の統合計画を実行したもの。
三菱自動車工業と日産自動車、ジヤトコ・トランステクノロジーの3社は、AT/CVT事業の統合に関する契約を正式に締結するとともに、三菱のAT子会社とジヤトコを2003年春に合併する方向で合意したと発表した。
日産自動車は4月1日付けの人事異動で、小島久義副社長が退任して、ジヤトコ・トランス・テクノロジーの社長に就任する人事を発表した。日産はこれまで、子会社のうち、ジヤトコを含む4社以外の保有株式を全て放出することを明言している。
変速機メーカーのジヤトコ・トランステクノロジーが4月1日付で、社名を「ジヤトコ」に変更する。自動車業界で浸透しているブランド名と子会社を含めたグループ企業全体の社名を統一することにより、ブランド力の強化に努める。
クルマや部品が展示される東京モーターショー。各社、工夫をこらしたプレゼンテーションを行なっているが、見るだけではない“体験型”展示もいくつかあった。クルマがテーマのテーマパークといってもいい。