
【池原照雄の単眼複眼】事故の現実見据えたトヨタの予防安全技術
トヨタ自動車が自動ブレーキを中心とする予防安全技術をパッケージとして開発し、2015年春から順次、乗用車に搭載する計画を発表した。同社はこうした技術は高級車から導入していたものの、自動ブレーキが軽自動車にも普及したため、一気に展開することにした。

【土井正己のMove the World】 今、モノづくりに必要な政治とは
11月21日に衆議院が解散され、12月14日が投票日と決まった。私たち有権者にとっては、これからの日本の政治を決める重要なイベントだ。今回は「モノづくりにとって、今、どんな政治が必要か」ということを考えてみたいと思う。

【池原照雄の単眼複眼】富士重とマツダ、好対照の“立ち直り方”
自動車各社の第2四半期(4-9月期)連結決算とともに2015年3月期通期業績の最新予想が公表された。乗用車8社のうちトヨタ自動車など5社が営業利益、純利益で最高を更新するなど、8社ベースではリーマン・ショック前の08年3月期以来の最高収益を確保する。

人間のためのサスティナビリティとは…内装材の伊アルカンターラ、シンポジウムを主宰
高級車やスーパースポーツなど、付加価値の高いクルマの内装材で知られるイタリアのテキスタイル企業、アルカンターラは10月、ヴェニス国際大学と共同でクルマのサスティナビリティに関する国際シンポジウムを開催した。

燃料電池車は本当に「究極のエコカー」なのか…FCV対EV徹底比較
トヨタ自動車は燃料電池電気自動車の市販モデルを18日に発表すると予告した。試作やリースでなく、一般販売を前提とした燃料電池車(FCV)としては世界初である。ライバルメーカーも負けじと来年以降、市販型燃料電池車を続々と投入する見通しだ。

【土井正己のMove the World】マツダ決算、過去最高の意味…中国地方の底力を見た
10月31日に発表されたマツダの決算。本年上半期の連結決算は、売上高は前年同期で、16%増の1兆4538億円、営業利益は同41%増の1039億円、純利益が3.7倍の933億円だった。いずれも過去最高の数字である。

【池原照雄の単眼複眼】「ホンダセンシング」で安全技術を巻き返す
ホンダが自動ブレーキによる衝突回避機能などを統合的に備えた安全運転支援システム「ホンダセンシング」の技術内容を公表した。12月に発売する新型『レジェンド』に搭載する。

【土井正己のMove the World】ザッカーバーグの野望…途上国50億人をつなげる「貢献ビジネス」とは
先日、中国の清華大学での学生とのディスカッションで、フェイスブックのザッカーバーグCEOは見事な中国語を披露した。フェイスブックが禁止されている中国での出来事として、世界中のニュースになった。

【池原照雄の単眼複眼】当初は年商500億円規模に…テイクオフするホンダ航空機事業
ホンダの航空機事業が2015年の春ごろに飛び立つ。小型ビジネスジェット機『ホンダジェット』の顧客への納入が始まるもので、1986年に研究に着手して以来30年目のテイクオフとなる。

【土井正己のMove the World】世界人口の爆発と日本の技術、そして地方創生…10・16「世界食料デー」に想う
日本では、人口の減少が問題になっているが、世界では、むしろ人口の爆発が問題と言われている。1961年には30億人だった世界の人口は、50年後の2011年には70億人となり2倍以上に増加した。さらに、国連の推計では、2050年には90億人に達すると言われている。