
【駐禁取り締まりが変わる】その2---深刻化&悪質化する違法駐車
警察庁が違法駐車の抜本策を検討し始めた背景には、違法駐車問題の深刻化、社会の治安悪化という2つの側面がある。都市部では時間制パーキングなどの設置が進むなど、駐車場の収容台数が増えているにも関わらず、一向に違反が減らない。

【駐禁取り締まりが変わる】その1---警察庁の懇談会が最終提言
警察庁が設置した「違法駐車問題検討懇談会」(座長=宇賀克也東大教授)は18日、新たな違法駐車取り締まり策の最終提言をまとめた。違法駐車の責任を運転者だけでなく、車両の使用者にも負わせることと、取り締まりの実務を民間業者に委託できるようにすることが柱だ。

シートベルト未装着&飲酒運転は確実に死を招く……お盆の死者
警察庁は19日、お盆休み期間中(8月9日から18日)の10日間に全国で発生した交通事故の発生状況を発表した。死亡者数は213人で、昨年同期比で17人減(7.4%減)となり、1日あたりの平均死者数も21.3人に留まった。

当日の警備に問題なし、ただし---天皇陛下車列妨害
警察庁と北海道警は24日、富良野市内の国道38号線で今月4日に発生した天皇・皇后両陛下の車列妨害事件について、当日の警備に関わった警察官への処分を見送ることを明らかにした。ただし、今後の警備体制については見直す必要があるとしている。

法改正の効果はいまだ健在---この半年の交通事故死者数
警察庁によると、今年上半期(1〜6月)の交通事故死者数は前年同期比11%減の3500人となった。飲酒運転に対する罰則の大幅強化など、法改正効果が持続していると見られる。

駐車違反取り締まりの民間委託は結構、ただし天下り先にはしないでね
警察庁は22日、同庁が6月6日から今月3日までの間、一般に対して意見(パブリックコメント)を求めていた「駐車違反取り締まり制度についての改革案」についての結果を明らかにした。

「違法競争型」が勢力を維持---暴走族の現況
警察庁は17日、今年1月から6月までの間、全国の警察本部が確認した暴走族グループによる集団暴走は2248回となり、前年同時期と比べた場合には14.5%の減少となっていたことがわかった。大規模な暴走が減っているため、検挙者数も減少している。

暗闇の駐車場は危険---刑法犯罪の30%
警察庁は15日、昨年1年間に発生した刑法犯罪のうち、全体の1/3にあたる約90万件は駐車場や駐輪場で発生していたことを明らかにした。中心となっているのは車上荒らしや自動車部品の盗難だが、強制わいせつの数値も高いという。

歩行者が安心して通れる道---「安心歩行エリア事業」がスタート
警察庁、国土交通省は、住宅地や商業地を面的に規制し、歩行者や自転車を事故から守る「安心歩行エリア」を全国796カ所、指定した。今後、指定された地域では速度規制の強化やハンプ(凸部)の設置、歩道の拡幅など、歩行者対策が重点的に行われる。

3度目の正直!? 来年中にも高速道路のバイク2人乗り解禁へ
自民党オートバイ議員連盟はこのほど、高速道路でのオートバイ2人乗りが来年の半ばに解禁されるとの見通しを明らかにした。警察庁が「現在、2人乗りの是非を判断するための実証実験を行っており、9月にも終了する」と説明したのを受け、内閣が与党の承認を受けて法律を国会に提出する方向だという。