さる7日、「宇宙×イノベーション」シンポジウムが、東京・大手町サンケイプラザで開催された。その中で、ホンダの新事業推進室室長の山田清実氏が、ホンダの次世代成長戦略について、新事業開発の観点から講演を行った。
ホンダが10月18日に発売を開始した新型ビジネスジェット「ホンダジェット」は、セールス初日で約100機の受注を集めた。2005年、アメリカのEAAオシコシ航空ショーにホンダジェットが初めてお目見えしたとき、ビジネスジェットを物色に来ていたユーザーから喝采を浴びたが、早くもセールスでその人気が裏付けられた格好だ。
標準仕様で365万ドル(4億3800万円)と、VLJ(ベリーライトジェット=超小型ビジネスジェット)としては最高価格帯に属するホンダの新型ビジネスジェット『ホンダジェット』。低価格で知られる双発ビジネスジェット、エクリプス『500』の2.4倍というプライスタグにもかかわらず、初期受注は好調。
ホンダエアクラフトカンパニーは17日、ホンダジェットの受注を開始した。ホンダジェットは、性能、品質、快適性で、小型ビジネスジェットに新しいスタンダードの確立を目指して開発された。
ホンダは、初となるホンダ・エアクラフト・カンパニーが予約注文の受付を開始した小型ビジネスジェット『Honda Jet』が、受注受付開始の初日だけで約100機受注したことを明らかにした。
ホンダの全額出資子会社で、2006年8月に設立されたホンダエアクラフトカンパニーは、フロリダ州オーランドで開催されている世界最大のビジネス航空機ショー「ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション(NBAA)」で、小型ビジネスジェット機『HondaJet』の受注活動を開始すると発表した。
ホンダ・エアロ・エンジンズは、スペクトラム・エアロノーティカル製の新型ビジネスジェット機『Freedom』と、ホンダ・エアクラフト・カンパニー製の量産型『HondaJet』に、新開発の「HF120」ターボファンエンジンを搭載することで、両機体メーカーと合意した、と発表した。
ホンダのジェット機事業子会社である「ホンダエアクラフトカンパニー」(米ノースカロライナ州)は17日、フロリダ州オーランドで開催中のビジネス航空機ショーで、同社の小型ビジネスジェット機『HondaJet』の受注活動を開始、航空機事業が本格スタートした。
ホンダが航空機の研究開発に本格的に着手したのは86年。これまで「MH02」(93年)、「HondaJet」(03年)の2機種を作り、飛行させてきた。事あるたびにホンダは「純粋な技術開発目的」「事業化の予定なし」とアナウンスしてきたが、実は今日までの20年のあいだ、常に事業化を視野に入れたR&Dを行ってきたという。
「(ホンダジェットの事業化は)無謀なチャレンジではなく、勝算のあるチャレンジなのです」。ホンダの航空機事業子会社「ホンダエアクラフトカンパニー」の社長に就任する藤野道格氏は、航空機ビジネスの展望についてこう述べた。
ホンダが航空機事業への本格参入を決めた。今月内に米国ノースカロライナ州に「ホンダエアクラフトカンパニー」を設立、10月から自主開発した小型ビジネス機『ホンダジェット』の受注を開始する。
ホンダエアクラフトカンパニーの社長に就任した藤野道格氏は、これまでの航空機開発を振り返り、「これ以上できないというぐらい努力してきたが、それでもいろいろな偶然の巡り合わせがないとできなかった」と語った。
ホンダは8日、東京・南青山の本社でホンダジェットの事業化についての記者会見を行い、土志田諭専務はその理由について「移動が喜びにつながるといった商品を提供する」と語った。
正直、10年前までは『そこまでやらなくても……』という社内の声も強く、あきらめざるを得ないような雰囲気だった。だが、せっかく積み上げてきたその火を消したくないと思って、一生懸命情熱を傾けてきた。
ホンダが今年10月から米国で受注活動に入るビジネス小型機「ホンダジェット」(6−7人乗り)のエンジンは、2004年10月に米GE(ゼネラル・エレクトリック)と設立した合弁会社「GEホンダエアロエンジンズ」製となる見通しだ。