
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…やれるものなら「ポルシェ・ケーキ」
アルファに何の思い入れもないウェイターがさっさとナイフを入れようとすると、イベント参加者であるスパイダーのオーナーたちから「ちょっと待ったァ」と声が上がった。そしてまもなくケーキの撮影セッションが始まってしまった。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…プレミアムカーでコシヒカリ
日本では年末年始に東京アメ横の光景が毎年テレビで放映される。季節柄主役は新巻鮭を扱う魚屋さんだが、それに次いで食品問屋も繁盛する。イタリアでもここ10年間で、大型チェーンの食品問屋が各地に増えた。我が家の郊外にも開店した。

大矢アキオ『飲みすぎ注意』…ドイツに行ってカッコつけられないアナタに
日本では忘年会のシーズンである。はっきり言うが、ボクはビールが苦手だ。甘党であることもあって、あの苦味を自分のカネを払って飲む気にはなれない。いや、奢ってもらうと、うまそうに飲まなくてはならないのが、もっとつらい。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…iPhone欲しさにサービスエリアで
今月のお題はフローリアンである。といっても、かつてあまりに長寿のため「走るシーラカンス」と称された、いすゞ製小型セダンではない。知り合いのスイス人青年の名前である。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…今、時代は「フリフリ」食品だ!
この時期の食べ物といえば、ジェラート(イタリア式アイスクリーム)だ。しかし、クルマとジェラートは相性が悪い。なぜならスーパーマーケットでジェラートを買ってしまうと、その後は寄り道をせずに家まで直行しないと溶けてしまうからだ。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…イタリア式自販機事情 タバコのはずが?
今回はイタリアの自動販売機のお話である。日本の感覚でイタリアに来ると不便なものに、「飲み物販売機の少なさ」がある。とくにこの季節ちょっと喉が渇いたとき、たとえミネラルウォーターであろうと手に入らないのは結構つらい。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…ガソリン減らしてもパスタをケチるな!
イタリアも石油価格高騰に悩まされている。我が家も5月は自家用車に乗らず、バスで移動するように心がけた。ただし、節約ばかりでは気持ちもしょげる。そこでボクが「逆見直し」を図ることにしたのは「パスタ」である。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…ハイブリッド・ピザ人気
倒産寸前のクライスラーを再生してヒーローとなったリー・アイアコッカは、イタリア移民の子供である。自伝『わが闘魂の経営』の中で、子供の頃ピザのことを友人に話すと、甘くないパイなんてあるはずがないと信じてもらえなかったというエピソードがある。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…メーカーオリジナルグッズによろめいて
ジュネーブモーターショー、昨年まで寿司などを提供していたメーカーが今年はこぞって洋食に切り替えた。「自動車メーカーの景気は、プレスデイにおける和食の数に比例する」という法則を、ボクは発見したつもりである。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…ミラノデートは「80年前の市電リストランテ」
ミラノ市街を巡るリストランテ市電「アトモスフェラ」である。ATMosferaとは、ミラノ交通営団の略称ATMと、ムードを意味するatmosferaをかけたものだ。使用されているのは1929年製の市電車両である。