ルノーの新世代フラッグシップ『ラティテュード』。ボクは、このラティテュードに今日のフランスパンを重ねて考えてしまう。そのワケは……。
フォルクスワーゲン(VW)の初代『ビートル』は、本国ドイツでは「デア・ケーファー」と呼ばれている。ドイツ語でDer Kaeferはカブトムシを指すと同時に、テントウ虫、コガネ虫など、甲虫類全般をも指す。
パリで自動車と縁が深いエリアといえば、今日なら5ブランドのショールームがあるシャンゼリゼ通りだが、歴史的にみればセーヌ左岸の15区であろう。
VWブースの一角に、不思議なカウンターを見つけた。何かといえば、「VWのケチャップ」の売り場であった。VWの歴史コレクション部門『VWクラシック』が、今回のテヒノクラシカ会場で限定販売しているのだという。1000本限りだが……。
筆者が子供の頃、我が家にフォルクスワーゲン『ビートル』があった。1972年型の「1300」というモデルだった。
自動車業界を初め、これからイタリアに赴任される方に申し上げておくと、ガイジンから質問される内容というのは、ある程度決まっているので心得ておいたほうがいい。
新型インフルエンザの流行にともない、フランスでは夏の終わりから、イタリアでも秋口から、さまざまなアルコール消毒液が店頭に並ぶようになってきた。薬局やスーパーだけでなく、タバコ屋さんでも売っている。
日本のテレビでは昔から人気料理シェフがいて、それにともない本人の名前を冠した市販食品が企画されてきた。その先がけは、70年代にから存在した帝国ホテルの冷凍・冷蔵食品シリーズだろう。故・村上信夫料理長の顔写真がパッケージに描かれていたものだ。
近年フランス車好きの台所における標準装備品といえば、「プジョーのソルト&ペッパーミル(塩・胡椒挽き)」だろう。ファンの方には耳タコかもしれないが一応解説しておくと、プジョーのミルの歴史はクルマより古い。
日本では「奈良漬を食べた」が、飲酒運転の呼気検査で摘発された際の言い訳として頻発しているという。実はイタリアでも似たような事件があった。ただしこちらの場合は、奈良漬ではなく、チョコレートである。
アルファに何の思い入れもないウェイターがさっさとナイフを入れようとすると、イベント参加者であるスパイダーのオーナーたちから「ちょっと待ったァ」と声が上がった。そしてまもなくケーキの撮影セッションが始まってしまった。
日本では年末年始に東京アメ横の光景が毎年テレビで放映される。季節柄主役は新巻鮭を扱う魚屋さんだが、それに次いで食品問屋も繁盛する。イタリアでもここ10年間で、大型チェーンの食品問屋が各地に増えた。我が家の郊外にも開店した。
日本では忘年会のシーズンである。はっきり言うが、ボクはビールが苦手だ。甘党であることもあって、あの苦味を自分のカネを払って飲む気にはなれない。いや、奢ってもらうと、うまそうに飲まなくてはならないのが、もっとつらい。
今月のお題はフローリアンである。といっても、かつてあまりに長寿のため「走るシーラカンス」と称された、いすゞ製小型セダンではない。知り合いのスイス人青年の名前である。
この時期の食べ物といえば、ジェラート(イタリア式アイスクリーム)だ。しかし、クルマとジェラートは相性が悪い。なぜならスーパーマーケットでジェラートを買ってしまうと、その後は寄り道をせずに家まで直行しないと溶けてしまうからだ。