今年の一台を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2015-2016」が発表された。モータージャーナリストをはじめとする60名の選考委員による選考コメントが、公式サイトで公開されている。各委員の得点とともに引用し、紹介する。
12月7日、今年の一台を決める「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が発表された。軽自動車を評価する「スモールモビリティ部門」は、スズキ『アルト』シリーズが受賞した。
日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)は、2016年RJCカーオブザイヤー(COTY)最優秀賞がスズキの『アルト/アルトラパン』に決定したと発表した。
ひと昔前までは、安全性を求めるなら大きいクルマに乗るべきという意見が主流だった。しかし現在のダウンサイザーは、クオリティやセーフティなど、質のダウンは望んでいない。そこで今回はコンパクトカーと軽自動車4台の安全性能について比較してみた。
2002年に初登場した『ラパン』は特に若い女性層から高い支持を集めてきた。その三世代目となる新型ラパンは、従来の角張ったレトロ調デザインから丸味のある優しさを醸し出すスタイルに変更。内装の仕上がり、軽やかな走りはもはや軽自動車の域をはるかに超えていた。
デザインについては、もう文句なしのかわいさ。これはいわゆる、きゃりー・〇みゅ〇みゅの世界に近いものがあり、オジサマにはちんぷんかんぷんでもわかる人にはわかる。
基本骨格を共用する『アルト』同様、『アルトラパン』でもベースグレードのGには、5AGSと呼ばれる、VWの『up!』などにも採用され、軽量かつコストパフォーマンスに優れるシングルクラッチ&2ペダルの5速MTが組み合わされる。
3代目にあたる新型『ラパン』が発表され、試乗を行った。代を重ねるにしたがい、女性寄りとなったラパンの実力を探る。
新型『アルトラパン』は女性ユーザーに向けたデザイン、使い勝手をさらに向上させるため、社内に女性だけで構成するワーキングチームを発足。女性ユーザーの声を最大限、取り入れているのが大きな特徴だ。ここで試乗したのは最上級のXグレード。価格は2WDで138万9960円だ。
「若い女性をメインターゲットにした(スズキ)」とする新型『ラパン』。パワートレーン系やレーダーブレーキサポートでは目新しいものはなかったが、カーナビゲーションはハーマン インターナショナルのシステムに変更。
試乗会場に1台だけ用意されていた「Gグレード」。モノトーンの外観はAピラーやドアハンドルがボディ色、花びらがモチーフというホイールキャップ付きと心が洗われるほどスノッブ。けれど、このモデルが「いいね!」だったのである。
3代目となるアルトラパンは若い女性ユーザーのニーズへ徹底的に応えるクルマ作りを行ったという。乗ってみれば、これが意外とよかったのだ!
女性仕様車?男子禁制?そんな打ち出し、評判は何のその……である。MINIやフィアット『500』がそうであるように、オトコが乗ってもまったく問題なし(ピンクなら妻か娘のクルマという顔をすればよい)、こだわりと癒し感が心地いいコンパクトカーだ。
昨年のスズキ自動車の調べによると、『アルトラパン』の女性ユーザー比率は、何と90.2%。ここまで女性ユーザー比率の高いクルマを僕は知らない。そこで、今回のモデル開発にあたっては女性のワーキンググループが大いに活躍したという。
6月3日よりスズキの『アルトラパン』3代目モデルが発売された。アルトラパンはユーザーの約9割が女性。しかもそのうちの約6割が20~30代という若い層であるという。そのため、開発には女性のニーズを把握することが重要だ。