企業業績への回復期待が根強く、全体相場は小幅ながら続伸。円相場が前日のNY市場で一時1ドル=129円台を付けたことが嫌気され、自動車株は軟調な動きが目立った。
マツダは5月に『カペラ』の後継モデルである『アテンザ』、8月に『デミオ』をフルモデルチェンジするが、車両本体価格は可能な限り低く抑え、値引き額を一律に低く抑えたワンプライス販売とする方針である。
今年は日産の『マーチ』、『キューブ』、トヨタの『ist(イスト)』、ホンダの『フィット1500』、三菱の『Zカー』、マツダの『デミオ』など新世代スモールカーが相次いで登場するが、注目しなければならないのはこれらニューカーからの派生モデルの存在だ。
オペルが欧州市場で発表予定のスモールMPVのプレビューが『コンセプトM』。Bプラス・セグメントに投入され、同じジュネーブショーで発表されたマツダ『MXスポーツラナバウト』、すなわち次期『デミオ』のライバル車となる。
マツダのオールニュー・ショーカー、『MXスポーツラナバウト』が本当は何を意味するのか知りたければ、車名はおいといて実車(写真)だけを見たほうがいい。マーク・フィールズ社長はマツダのデザイン哲学をスモールカーで表現した“コンセプト”という。
マツダは、アグレッシブな商品戦略に基づき開発した次世代商品群を、3月5日からスイスで開催されるジュネーブモーターショーで公開する。そのひとつが次世代スモールカー・コンセプトモデルの『MXスポーツ・ラナバウト』だ。
マツダは今夏に予定していた小型車の『アテンザ』と『デミオ』の発売時期を1カ月程度早めている。内部情報筋によると、アテンザは5月、新型デミオは7月にそれぞれ発売するという。
マツダは2001年にニューモデルの発売がゼロだったことから国内販売で苦戦を強いられたが、02年は新型ミディアムカーの『アテンザ』の発売と主力モデル『デミオ』のフルモデルチェンジを予定しているため強力な拡販攻勢をかけるのは必至だ。
マツダスピードは、マツダ『デミオ』用に『スポーツチューンドマフラー』を商品設定し、全国のマツダ販売各社、マツダスピード・スポーツファクトリーおよびマツダスピード商品取り扱い店より発売する。
マツダは『デミオ』の「1300LX-G」に専用ボディ色や特別装備を、「1500アレッタ」と「1500GL」に充実したオーディオを装備し、最大で9万7000円値下げした新機種「スペシャルシリーズ」をそれぞれ設定し、6日から発売を開始した。
マツダスピードは、『デミオ』用「HIDヘッドライトキット」を全国のマツダグループ販売会社、マツダスピード・ファクトリーおよびマツダスピード商品取り扱い店において発売した。価格は22万8000円。
マツダは『デミオ』を来夏にもフルモデルチェンジするが、以降は同モデルとプラットフォームや基本コンポーネントを共用した別ボディタイプのファミリーモデルを投入する。