日本自動車販売協会連合会が9日に発表した4月の新車乗用車販売台数ランキングによると、ミニバンベスト3は、トヨタ『エスティマ』が9265台で1位(総合3位)、ホンダ『ステップワゴン』が4943台で2位(総合6位)、トヨタ『アルファード』が4754台で3位(総合10位)。
ホンダは、ミニバンの『ステップワゴン』に、人気のパワースライドドアを「Bタイプ」を除く全てのタイプに標準装備とするなど装備を充実させ、18日から発売した。
『ステップワゴン』は3列シートのミニバンの中でも室内容積の大きさは群を抜いている。ボクは計算したことはないが、室内容積を車両価格で割った係数は一番優秀なのではないか。このときライバルはダイハツの『タント』になるかもしれない。
未だ最近のホンダ車デザインは好きになれないんだけど、仕方がない。この5ナンバーサイズの箱型ミニバン、中身でいえば『ステップワゴン』がダントツだ。
東京オートサロン06ホンダブース、『ステップワゴン・モデューロ』コンセプトが提案するのは新しい価値観を持つ若者に向けた、日常をワクワクさせるようなデイリー・アクティブ・ミニバン。
いつかやるだろうな、だれかやるだろうなと思っていたら、案の定、出現した“フローリングフロア”が売り。よく見りゃ、ホームセンターで売ってそうな木目プリントの樹脂シートだけど、床が白くて明るいのだから、たしかに非クルマ的で、おもしろい。
フロントフェイス見た瞬間に「ダメ」と断言。ダメだよこんなの! 箱に怖い顔描いただけじゃない! あと、サイドに斜めの傷をズバッと入れただけじゃない。
東京オートサロン06、ホンダブースは、ホンダアクセスの「モデューロ」ブランドによるコンセプトモデル3台を展示、オープニングの挨拶には二足歩行ロボット『ASIMO』(アシモ)が登場。
ホンダ『ステップワゴン』モデューロコンセプトのターゲットは明確で、ミニバンを好む、クルマ好きではない今どきの若者。つや消しシャンパンのボディカラーも、液晶テレビの筐体のようなモダンな色使いだ。
「できれば運転したくないユーザー」のために、運転をサポートするアイテムを備えた『ステップワゴン』モデューロコンセプト。そんなステップワゴンには、車載にとらわれることのないモニター一体型ポータブルタイプのカーナビが装着されている。
初代も2代目も簡潔なハコ形が人気だったが、さすが3代目もキープコンセプトでは苦しい。そこで設計者が「絶対にハコにはしたくなかった」とゼロから挑戦したのが、かえって強い存在感につながった。
長く大きくで2代続いたスクエアデザインから一転、最近のホンダミニバン系の共通コンセプトでもある低床低重心設計のダウンサイジングを断行。単に広くてゆったりした箱から、日常的な使用パターンでの扱い勝手を追求しつつ変わらぬ広さと居心地のよさを兼ね備えたリビング感覚へとシフトしている。
「ホンダは、プレミアムでもスポーティ。そんなメーカーだと思うんです。イメージとしては、メルセデスベンツよりジャガーとかBMW」というのは、ホンダアクセスのデザインブロック研究員、金子恭大さん。
ホンダアクセスは、TOKYO AUTO SALON 2006 with NAPAC」に『シビック』『エアウェイブ』『ステップワゴン』のコンセプトモデルを出展、新しい「Honda純正アクセサリー」の方向性を提案する。