
ダイムラークライスラー日本の2四半期実績…グループ内明暗分かれる
ダイムラークライスラー日本は、2003年第2四半期の販売状況を発表した。メルセデスベンツ乗用車部門と商用車部門は好調だったが、クライスラー部門とスマート部門が苦戦した。

「現時点ではありません」---三菱とダイムラーの軽共同開発
三菱自動車工業は8日、日経新聞の同日付朝刊が報じたダイムラークライスラーとの軽自動車の共同開発について「軽自動車に関する共同開発の計画は現時点ではない」と、否定のコメントを出した。報道では三菱の『ミニカ』とダイムラーのスモールカー『スマート』シリーズを共同開発、エンジンの生産は三菱が担当するとしている。

【新聞ウォッチ】ダイムラーと軽自動車を開発する三菱の狙いは?
三菱自動車工業がダイムラークライスラーと2006年をメドに軽自動車を共同開発するという。日本独自の規格である軽自動車の国際的な開発・生産分業は初めてのケースで、ダイムラー側は環境規制が厳しい欧州などでも低燃費車の需要が見込めると判断したとみられる。また、三菱側はエンジン生産の拡大などで開発負担の軽減につながるメリットがあるという。

四輪駆動のミニバン登場か? 噂の新型クライスラー
デトロイト周辺では、クライスラーが来年のデトロイトオートショーでかつての「ミニバンのクライスラー」復権をかけた新型ミニバンを発表する、という噂が流れている。業界筋の情報によると、このミニバンはフラット・ホールドの3列目シートを用意し、多彩なシートアレンジを可能にしている、という。

6月の米自動車販売は増加、でも利益は?
今年6月の米国の新車販売台数は、昨年6月と比べて4%増加、今年5月と比べても増加の見込みだ。しかしこれを景気回復の兆しとは見られず、エコノミストらによると、新車販売台数アップは各メーカーのインセンティブによってもたらされたもの、と見るのが妥当だという。

ダイムラークライスラーが商用車開発部門統合---三菱ふそうは別格?
ダイムラークライスラーは、不振の商用車部門をテコ入れするため、子会社4社の開発部門を2004年1月1日付で統合することを決めた。今年から子会社となった三菱ふそうトラック・バスは、この統合からは除いている。

ダイムラークライスラーの訴え認められず---合併吸収問題
当初ダイムラーと「合併する」と発表していたクライスラーが、事実上は吸収されたことについて、「株主を欺く行為」と訴訟を起こしていた大株主のカーク・カーコリアン氏を含む株主の集団。数十億ドルの賠償につながる可能性のあるこの訴えに対し、クライスラー側は訴訟そのものを無効とするよう提訴していた。

日米自動車メーカーの生産性の差が縮まる
工場の効率性についての調査を行っているハーバー・レポートによると、ビッグ3と日本メーカーの米国内工場との生産性の差はここ数年間で劇的に縮まっている、という。日本との生産性の差を縮める、というのはデトロイトにとって10年来の悲願だったが、結果から見る限り努力は実っているようだ。

【リコール】運転中に突然、シートバックが…クライスラー『300M』
ダイムラークライスラー日本は24日、クライスラーブランドの大型セダン『300M』の運転席に不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。99年1月から2001年10月までに輸入された99〜2001年モデル、181台が対象。

ジープのフラッグシップモデル、『グランドチェロキー』2004年型発売
ダイムラークライスラー日本は、ジープのフラッグシップ『グランドチェロキー』の2004年モデルを21日から発売すると発表した。フロントマスクを一新し、「リミテッドV8」、「リミテッド」、「ラレード」の3グレードを設定した。