ケータイナビゲーションサービスのリーディングカンパニー
テレビCMや電車の車内広告で積極的な露出をおこなっているNAVITIME。EZナビウォークやEZ助手席ナビといったau端末向けサービスではナビゲーションエンジンを提供しており、ケータイナビの分野では豊富な実績を持つリーディングカンパニーとして知られる。
NAVITIMEのサービスとしては乗換案内＋徒歩ナビとクルマルート提供を組み合わせたドアtoドアナビの「トータルナビ」の知名度が高いが、マイカー移動向けの助手席ナビサービスとして着実に支持を広げているのが「ドライブサポーター」（月額315円）だ。
◆トータルナビと統一された検索UI
ドライブサポーターの魅力は、トータルナビとワンアプリで提供されている点。トータルナビを利用している人ならば、UIまわりがほとんど同一なので、目的地をストレスなく検索できる。またグラフィカルでなめらかな地図表示も見ていて高品質感を感じさせるものだ。
◆「助手席ナビ」としての使い勝手に優れたマップモード
ルート案内画面はカーナビライクな「マップモード」、いわゆるターン・バイ・ターンで交差点名と曲がる方向だけを指示する「ターンモード」、そして高速道路利用時に表示される「ガイドモード」の３つ。ターンモードは「助手席ナビ」という利用シーンを考慮し、「どこの交差点でどの方向に曲がるか」を指示するためのモードだ。
もちろん一般道路/有料道路の優先設定、音声案内、オートリルート、ヘディングアップ表示など、車載カーナビと同等の案内機能も備えている。また通信機能を活かしたオンデマンドVICSや渋滞情報が変わった際に自動的にルートを引き直すリアルタイムリルート、駐車場の満空表示、ガソリンスタンド/ガソリン価格情報といったリアルタイムコンテンツをケータイナビにいち早く導入したのもNAVITIMEだ。
◆ETC割引にもいち早く対応
ドライブサポーターでは、4月からのETC割引にもいち早く対応。高速道路利用時のルート一覧では、通過時間による料金の違いを一覧で確認することが可能。ニーズを素早く取り込んでサービスに反映させるスピード感はNAVITME登場時からの特長でもある。
◆愛車管理に利用したい「ecoマネージャー」
また、マイカーの燃費/メンテナンス管理ができる「ecoマネージャー」はクルマを利用する頻度の高いユーザーには便利な機能だ。給油のたびにオドメーターの数値と給油量を入力するこで、CO2の排出量や愛車の燃費を継続的に記録でき、合わせてオイルやタイヤの交換時期、保険の更新時期など、クルマのメンテナンス/出費に関わる情報を管理できるというものだ。燃費管理では同じ型式に乗っているユーザーと比較して偏差値を確認できたり、燃費の推移をグラフで表示させる機能も用意されている。
◆単なるスポット情報の提供から、"その先”へ
NAVITIMEサービスの他にない持ち味として、特定の利用シーンやシチュエーションに特化した実用的な検索モードが用意されていることだろう。映画、病院、宿/ホテル、航空券、グルメ、ガソリンスタンドといったニーズの高いジャンルについて、より深掘りした検索が可能となっている。
たとえば映画。見たい映画のタイトル、あるいはキャスト、監督の名称で上映館の検索が可能。さらには上映館の詳細情報にはタイムスケジュールまで含まれているから、上映までの移動時間をトータルナビ/ドライブサポーターで見積もり、時間ぴったりに到着するといった使い方もできる。
また、ガソリン価格情報を含んだガソリンスタンド検索や、満空情報を含んだ駐車場検索、楽天トラベルやじゃらんなどの宿泊予約サービスと連動したホテル検索など、単なるスポット情報の提供に終わらない一歩進んだ検索を可能としている。
ナビゲーションサービスというよりも、ルート案内も含めた総合的な情報提供サービスという立ち位置で、NAVITIMEは高い人気と独自のポジションを維持している。
