残り5時間50分を切り、セーフティー・カーが離れたが、濡れた路面は次々とアクシデントを生み出す。
残り5時間を目前に、GTEプロのトップを走っていたアストンマーチン・バンテージV8(マコウィッキ)がクラッシュ。これでセーフティーカーが入るのは10回目。ガードレールの修復にまた40分程度要した。
残り7時間を切ったところで、アストンマーチン・バンテージV8 98号が漏らしたオイル処理のため、セーフティーカー・ランになった。
ルマン24時間耐久レース、現地時間は6時を迎え空が白み始めた。夜明けを迎えても首位はアウディ『R18 e-tronクワトロ』2号車(デュバル)で変わらず。3分20秒台中盤のラップを刻み、2位のトヨタ『TS030ハイブリッド』8号車(ブエミ)より3~4秒速いペースで引き離す。
ルマン24時間耐久レースはスタートから12時間を過ぎ、折り返し地点を迎えた。12時間40分経過時点での首位はアウディ『R18 e-tronクワトロ』2号車(マクニッシュ)。
「ただ、ちょっと人より少し極端なチャレンジをしているだけ」
11時間が経過し、現地時間は午前2時を迎えた。闇の中をマシンが疾走する。
レース開始8時間半、3位を走る中嶋一貴(トヨタTS030ハイブリッド7号車)が3分27秒555のファステスト・レース・ラップを記録した。
8時間が経過し、レースは中盤戦へ。
開始から7時間20分が過ぎたところで、再びコース前半のダンロップ・ブリッジ先で強い雨が降るなど、安定しない天候の中、トラブルのためピットインしていたアウディ『R18 e-tronクワトロ』1号車がコースへ復帰した。この間43分、12周を失ったことになる。