オレンジのカラーで統一し、ひときわ目立っていたのがKTMだ。同社はオーストリアのオートバイメーカーで、モーツァルト生誕地のザルツブルクから北へ30kmにあるマッティングホーヘン市に本社を構える。オートバイの生産台数は年間約8万台。
岡田商事は、タイの大手タイヤメーカー、Vee Rubber(ビーラバー)社のビッグスクーター用タイヤを展示した。日本専用のコンパウンドやプロファイルを持ち、高速ツーリングから市街地まで安定したグリップ力を発揮する。『マジェスティ』や『フォーサイト』、『フュージョン』、『スカイウェイブ』などに適合する。
日本と同様に、タイでもスクーターやモーターサイクルをカスタマイズするのが若者の間で流行している。その内容もレーサーレプリカからラグジー系まで幅広い。バンコクモーターショーではホンダとヤマハ、そしてスズキが外部ショップの手による自社製品のカスタマイズ仕様を展示していた。
台湾のオートバイメーカー、KYMCOは3月31日に開幕した東京モーターサイクルショーで、スクーターを中心に多くのオートバイを展示しているが、同社関係者によると、近い将来自動車も手がけていく計画だ。
第33回東京モーターサイクルショー(3月31日〜4月2日)では、各社趣向を凝らした催し物を展開しているが、なかでも来場者の喝采を浴びていたのが、中古車流通のBDSブースだ。
日本より海外で有名な成田匠選手や、弟の亮選手、国際A級の日下達也選手などが、ウィリーやジャックナイフターン、トリノオリンピック顔負けのエアターンなどを次々と披露し、会場から盛んな拍手を浴びていた。
バンコクモーターショーは、古くからタイ市場に進出していた日本メーカーが大きな存在感を見せる。そしてそれは二輪ブースも同様なのだが、地元ブランドも大きなブースを構えていた。その名はタイガー・モーターサイクル。
アトリウムステージで行われたトークショーでは、「PUT ON A BIKE」--服を着るように、靴を履くように、気軽に自由に--をテーマに、大倉正之助さん、ゲストの桐島ローランドさん、三船美佳さんが、バイクに関わる愉しさを語った。
MVアグスタは、『Brutale Aero America』などを参考出品。既存『ブルターレ750S』をベースに、エアロカウルを組み合わせたモデルだ。モトグッツィは『GRISO』におしゃれなヘルメットを組み合わせ、センスの良いバイク生活を提案していた。
東京モーターサイクルショーには、ここ数年の風物詩として定着したハデハデ・ビッグスクーターに、アメリカでブームとなっている“ウォンウォン系”カスタムもたくさん出ていたぞ。