締まったヨーロッパ車調のサスペンションのフィーリングを持つが、ストロークもじゅうぶんにあり、しなやかに動く。
印象希薄。4人の大人にとって過不足ない居住空間をしっかりと構築して凝縮した外形の中に収め、素直にしなやかに走るセダンこそは、乗用車における「保守本流」、つまり「1台あればほとんどの使い方を満足する自動車」であるはず。
エクステリアデザインについて最初のうちは、アゲインストな意見が聞かれたが、最近はかなりなじみが出てきたのと同時に、飽きの来ないフォルムだなぁと感じるようになった。
最近発売された『マークXジオ』や『オーリス/ブレイド』などトヨタのFF車は新しく頑強なプラットフォームになった。しかし、これらは3ナンバーサイズ用。
「世界でもっとも高価なハイブリッド動力乗用車」(今のところ…)。しかしハイブリッド動力化の意味と結果は、色々な面で「?」が多い。
日本の「箱型・多座席乗用車」は、基本に戻って「人を乗せて移動する空間」としての思想の再構築、空間設計の全面改訂が急務である。私はそう提言し続けているので、ここでも再度繰り返しておく。
『デュアリス』のプラットフォームは『ラフェスタ』に始まり、新型『エクストレイル』とも共有される。
車重が軽くなったことがすべてにおいて功を奏している。まず、クルマの動きがとても軽快。とくに、市街地での信号待ちからのスタートで軽々と加速していく。
新型『エクストレイル』の特徴はふたつ。プレミアム度を高めたことと、オフロード性能を際立たせたことだ。
『コルト』に次ぐ三菱の復活ネーミング第2弾。『アウトランダー』のプラットフォーム(車台)に和製アルファ『159』のようなノッチバックセダン・ボディを載せたのか、という予備知識をもって2WDの“スポーツ”に乗ったら、びっくり。