一時は決まりかけていた2人乗りオートバイの高速道路通行規制撤廃が先送りになった。待ったをかけたのは、自民党の笹川副幹事長。改正道路交通法の提出前、“規制撤廃派”の小里氏と協議し、安全性や暴走族問題に改めて懸念を示し、協議が物別れに。この結果、法案を提出するはずだった内閣委員会が流会になった。
大阪府警の交通総務課は5日、ドライバー300人を対象に行った「飲酒運転厳罰化における意識調査」の結果を明らかにした。回答者の90%は今年6月の改正道交法施行による飲酒運転の厳罰化を知っていたが、うち60%が「飲酒運転に寛容」であることがわかった。
神奈川県警は5日、職務中にクルマのナンバー照会を行い、そこで得た使用者などのデータを調査会社に漏洩していた鶴見署警務課に所属する55歳の巡査部長を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕したことを明らかにした。
5日午後、青森県下田町で踏切を強引に突破しようとした乗用車が特急列車と接触。特急列車の一部が破損するという事故が起きた。乗用車も後部が破損したが、現場からそのまま逃走したという。青森県警が逃げたクルマの行方を追っている。
国土交通省・関東運輸局は5日、今年10月に運転手が酒気帯び運転を行って逮捕された空港シャトルバスを運行する「千葉観光」の成田空港営業所に対して事業停止命令処分を言い渡したことを明らかにした。
大阪府警は5日、今年1月に酒気帯び運転の果てに信号無視で交差点に進入し、出会い頭に乗用車と衝突。4人を死亡させた26歳の男を危険運転致死傷容疑で逮捕したことを明らかにした。事故後に意識不明となっていたが、回復したことによって逮捕を執行した。
民営化委が最終提言をまとめたことで、道路公団民営化の舞台は第2ラウンド---つまり国会に場を移しての改正法案審議に移る。道路族は「内紛も出る委員会の提言なんてどうでもよい」(与党関係者)と、まずは先制のジャブ。
会議の冒頭から、終始憮然とした表情だった今井敬委員長。11月30日の議論で建設推進、抑制派の対立が先鋭化し、委員長解任動議が出た委員会を何とか修復しようと、連日調整を続けた。
「それなら私は委員長を辞めさせていただきます」---議論開始から2時間後、今井敬委員長が辞任の意向を示して退席すると、議場は異様な雰囲気に包まれた。慌てて今井委員長の後を追った石原行革担当相だが、引き留め策も通じなかったのか、ほどなく憮然とした表情で席に戻った。
道路関係四公団民営化推進委員会がまとめた最終提言が実現すると、ドライバーにとって最大の関心事である通行料は、平均で1割引き下げられることになる。提言では夜間料金、通行台数1万台以下の道路の通行料引き下げなど、具体的な策にも触れている。