どんなクルマのロックも一発開錠……元公安係長が車上荒らし

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パチンコなどでの遊ぶ金欲しさに車上盗難を繰り返し、窃盗と窃盗未遂の罪に問われていた富山県警の元警部補(現職時は公安課事件係長)に対する初公判が6日、富山地裁で開かれた。被告は起訴事実を全面的に認めている。

この元警部補は昨年4月ごろから富山市有沢にある公衆浴場の駐車場をターゲットに、利用者が駐車したクルマのドアを定規などでこじあけ、中にあった商品券などを盗んだとされている。元警部補は業務の一環として、薄い金属製の定規などを使ってクルマのドアロックを開錠するテクニックを身につけており、さらには「車上荒らしは摘発が困難」ということを認識した上で犯行を繰り返していたと、検察側は冒頭陳述で「極めて悪質」と指摘している。

これに対して被告側は起訴事実を全面的に認め、盗んだ現金はパチンコなどの遊興費に注ぎ込んでいたことも供述した。裁判は今後も続けられる予定。

《石田真一》

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