今年も多くの会社で社長交代が行われたが、経営トップが指示した一言が、致命的な痛手を受けることも少なくない。東芝の不適切な会計処理を巡る問題で歴代経営トップの責任が取りざたされているが
トヨタ自動車の元常務役員ジュリー・ハンプ氏が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたのは6月18日のこと。東京地検が、不起訴(起訴猶予)とする方針を固めたことで、ハンプ氏は勾留期限のきょう8日にも釈放される見通しという。
ホンダの八郷隆弘社長は7月6日、都内にある本社で就任後初の会見に臨み、「ホンダらしいチャレンジングな商品を継続的に提供していく」とした上で、それを実行するために「現場とのコミュニケーションをさらに強めていくことをまずやらなければいけない」との考えを示した。
ホンダの八郷隆弘新社長が就任後初めて記者会見を行った。度重なるリコール問題で傷ついたブランド力をどのように回復させるのかなど、難題が山積するなかでのスタートだけに、その一挙手一投足に注目が集まる。
イタリアのデザイン工房で、現在はフォルクスワーゲングループに属するイタルデザイン・ジウジアーロは7月3日、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が同社を去ると発表した。
会社を辞めるにもいろいろなケースがあるが、 麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたトヨタ自動車のジュリー・ハンプ常務役員の場合は、紛れもなく「引責辞任」だろう。
スズキは6月30日付けで鈴木俊宏副社長が社長に昇格する人事を発表した。俊宏新社長は同日都内で会見し、37年間スズキを指揮してきた父親の修会長に代わって社長に就任することについて「30年後に比較されるような経営者になれたらいいなと思う」と抱負を語った。
子どもは親父の背中を追って育つとはいうが、どうもこの親子の性格と経営手法だけは真逆のようである。スズキの鈴木修会長がリーマンショック直後から兼務していた社長のポストを長男の鈴木俊宏副社長に譲ることになった。
スズキは6月30日の臨時取締役会で、鈴木俊宏副社長が社長兼COO(経営執行責任者)に昇格する人事を決めた。同日付の就任。鈴木修会長兼社長は会長兼CEO(最高経営責任者)に就いた。
「未来の自動車」に対する一つの解として、トヨタが世に送り出した燃料電池車(FCV)『MIRAI』。その開発主査を囲み、「MIRAIのある生活」、「MIRAIに求めるもの」について本音をぶつけあう対談の第四弾。