トヨタ自動車系部品メーカーの東海理化と豊田合成がセーフティシステム事業で業務提携する。エアバッグとシートベルトなどを一体にした同システムの開発・設計から製造・販売までを共同で行い、事業基盤の強化を図る。
ホンダが26日に発表した10月の4輪車生産・販売・輸出実績によると、国内生産台数は前の年の同じ月に比べ8.2%増の10万7213台と2カ月連続で増加した。国内販売、輸出ともに好調だったためで全世界生産も約1割増の23万5000台となった。
日産自動車が26日に発表した10月の生産・販売・輸出実績は全世界生産が前年の同じ月に比べ3.8%増の23万8994台となり9カ月ぶりに増加した。新型車の投入により国内生産が13.6%増と2ケタの増加となったことによるもの。海外生産は欧州などで減少した。
トヨタ自動車は、10月の生産・国内販売・輸出実績を発表した。世界生産台数は前年同月比0.4%増の49万2842台とほぼ横ばいだった。国内生産は同4.2%減の31万5403台と4カ月ぶりの前年割れ。国内販売が同8.2%減の13万5862台と、2カ月連続で前年割れとなったのが主因。
経営が悪化しているいすゞ自動車は、新たに国内販売会社を再編することを決めた。いすゞでは、ディーラーを広域化するため、合併を進めてきたが、販社が巨大になり過ぎて目が行き届かなくなり、再度、分割する方針だ。
三菱自動車工業がまとめた10月の生産・販売・輸出実績によると、総生産台数は前年同月比1.1%増の16万0061台とプラスとなった。国内生産で落ち込みを見せたものの、国内販売は好調な『ekワゴン』に助けられる形で15.8%増、15カ月ぶりに前年を突破した。
マツダが発表した10月の生産・販売状況によると、世界生産台数は前年同月比0.3%増の6万8100台と微増ながら前年を上回った。国内販売は同15.5%減の1万7812台と低迷したが、輸出と海外生産は順調だった。
いすゞ自動車は26日、新たな人員削減計画を発表した。グループ全体の要員を9700人削減するとした5月の発表に加え、新たに3300人程度の労務費削減を実施する。国内トラック市場のボリュームダウンや北米事業建て直しのため固定費削減を加速する。
いすゞ自動車は26日、2002年3月期の中間決算(連結)を発表した。合理化や経費削減を進めた結果、今中間期は45億円の営業黒字に転換した。国内・米国で市場環境が厳しいため通期では売上高が減少するが、利益は営業・経常とも4期ぶりの黒字を達成する見通し。
米国株安を嫌気し、朝方こそ下げたが、買い戻しが入り、全体相場は小幅続伸。しかし、自動車株は下げる銘柄が目立った。下期の販売計画を下方修正した富士重工業(スバル)が、38円安539円と大幅続落。マツダ、三菱自動車工業がさえない。