トヨタ自動車の次期社長に内定した渡辺捷昭副社長は9日、東京で奥田碩会長および張富士夫社長とともに会見し「この大変重要な時期に舵取りということで大きな責任を感じている。将来の発展に向けて足元を固め、施策を着実に進展させたい」と、抱負を述べた。
ライバル、クライスラーのHEMIエンジンに対抗して開発が進められてきたフォードの「ハリケーン」V8が、資金難のため一時開発中止となる。
反発して始まったが、結局は利益確定の売りに押され全体相場は小幅続落。自動車株は高安まちまち。トヨタ自動車は渡辺新社長への期待も加わり、60円高の4130円と続伸した。
メルセデスベンツは、今年後半からアメリカで販売予定だった『Bクラス』ワゴンの販売開始を延期することを明らかにした。これはユーロに対するドルが安値のため、今の状況で販売しても利益を圧迫する、と考えられるため。
トヨタ自動車の奥田碩会長は、トップ人事の記者会見で、トヨタの会長職は2006年6月で辞任する考えを表明した。後任会長には今年6月に副会長に就任する張富士夫社長が昇格する。
ルノーが発表した2004年12月期決算は、純利益が、3年連続しての最高益更新となった。売上高は、『メガーヌ』などの新型車や商用車の好調により、前期比8.5%増の407億1500万ユーロ(5兆4965億円)だった。
トピー工業は、中国の広州市に駐在員事務所を開設したと発表した。日系自動車メーカーの中国事業拡大に伴い、中国での同社のプレゼンスの維持・拡大を図るため。
ヤマハ発動機は、水冷4ストローク4気筒998ccエンジンを搭載した最上級モデル、ヤマハスノーモビル『RX-1 Mountain』をモデルチェンジするなど、2006年モデルを発表した。エンジン・サスペンションを熟成、斬新な新ボディを採用した。05年11月1日から発売する。
日産自動車が発表した第3四半期(10−12月期)の連結決算は、売上高が前年同期比14.9%増の2兆919億円、営業利益が同5.1%増の2087億円と、増収増益になった。
日産自動車は、2004年第1ー3四半期(4−12月期)の連結決算を発表した。売上高は米国の新車販売の好調や欧州の改善で前年同期比13.5%増の6兆999億円、営業利益が同2.1%増の6121億円と、増収増益になった。