ライバル、クライスラーのHEMIエンジンに対抗して開発が進められてきたフォードの「ハリケーン」V8が、資金難のため一時開発中止となる。
2004年度第4四半期で利益を計上したフォードだが、ロングスパンでの経営状況はまだまだ厳しい。ハイパフォーマンスエンジンの開発費用に短期の利幅が圧迫されることを避けるため、今回の決定となった。
開発中止となったV8はクライスラーの6.1リットル「HEMI」よりも大きく、ハイパフォーマンス、ハイパワー競争の中心になると考えられていた。ただし開発中の6.4リットルV10に関しては開発は続行される見通し。