“SABLE(サーブル)”と聞いてピンとくる人はかなりのベルランゴ通だろう。2020年の『ベルランゴ』導入時にも設定のあった人気のボディ色で、2023年にも限定で設定。そして今年8月になり“再復活”となったものだ。
【詳細画像】シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi
今回は標準ボディとロングの両方に設定され、それぞれにGrip Control Package装着車の用意もあり、全4モデルで合計500台限定とのこと。パワートレインはすべて1.5リットルディーゼルターボ+8速ATとしている。
◆ベルランゴらしい「サーブル」
シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi試乗車は標準ボディの「MAX BlueHDi」。もちろんボディ色はサーブルだが、ベージュとグレーを掛け合わせたような、程よく冷めた感じの道具感を漂わすクールなこの色は、やはりベルランゴらしいと感じた。
ちなみに2024年10月のマイナーチェンジ(フェイスリフト)後のボディとは初めての組み合わせ。そのためか、試乗中に街中ですれ違った前期型ベルランゴのドライバーの中には、コチラに気付いて熱い(!?)視線を送ってくるオーナーもいた。
なおエクステリアではリアクォーターのスライドドアのレール部とドアハンドルがMAXの標準車はボディ色なのに対して、この限定車では艶のあるブラックになっている。
◆充実のインテリア&実用性に優れる荷室
シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi
インテリアはベース車に準じたもので、充実した内容。シートは後席3座席独立の折り畳み機能付き、ほかに天井部はモジュトップと呼ぶストレージとガラストップの組み合わせ。そのほかステアリングヒーター、後席用空調吹き出し口などが備わる。
それとラゲッジスペースには天地の中間位置での利用も可能な耐荷重25kgのラゲッジボードと、単独での使用が可能なガラスハッチも装備。
この2品目は実用は当然ながら撮影にも重宝し、毎回、我が家のモータージャーナリスト犬兼モデル犬のシュン(柴犬・オス・4歳)は、ここに座り、開けたたハッチから顔を出してのカットがお約束になっているほどだ。
シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi
シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi◆相変わらずの心地よく安心感の高い走り
走りの印象は、相変わらずの心地よく安心感の高いもの。とくに乗り心地は路面を均しながら走っているような感覚のなめらかさだ。またシトッとした確かな操舵感のステアリングもいい。
1.5リットルディーゼルターボのトロリとしたパワー感も、速度や状況を問わずクルマをしっかりと走らせる。205/60 R16 96Hタイヤ(銘柄はNEXEN、指定空気圧は前/後=250/250~260/320kPa)のサイズや当たり、たわみの柔らかさも含めて、すべてがウェル・バランスに整ったクルマだ。
シトロエン・ベルランゴ SABLE MAX BlueHDi■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。










