2027年に日本導入、米ホンダのSUV『パスポート』、「トレイルスポーツ」がオフロード性能を大幅強化

ホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデル
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ホンダはSUV『パスポート トレイルスポーツ』および『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデルを米国で発売した。

【画像】ホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデル

サスペンションの大規模な再設計を中心に、スタイリングや機能面でも強化を図り、同社史上最高のオフロード性能を持つSUVとして位置づけている。

◆第4世代パスポート、販売好調

第4世代のパスポートはカリフォルニア州でデザインされ、オハイオ州のホンダ オートモーティブ デベロップメント センターで開発された。2025年にデビューし、記録的な販売台数を達成。2026年6月時点でトレイルスポーツ モデルが全販売台数の80%以上を占めている。

2027年モデルは、国内外製の部品を使用し、ホンダ アラバマ オート プラントで専用生産される。

また、ホンダは2027年初頭にパスポート トレイルスポーツ エリートを日本へ導入する予定で、日本市場の多様なニーズに応える製品ラインアップの拡充を図る。

◆サスペンションを全面再設計

ホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデルホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデル

2027年型パスポート トレイルスポーツは、サスペンションを大幅に再設計し、最低地上高を約3.5cm(1.38インチ)引き上げて24.5cm(9.65インチ)を実現した。これはトヨタ『4ランナー TRD オフロード』、スバル『アウトバック ウィルダネス』といった主要競合モデルを上回る数値だ。

ホンダのエンジニアは単に高いスプリングを採用するのではなく、スプリング・ダンパー・コントロールアーム・スタビライザーバー・ナックルなど主要サスペンション部品の約70%を再設計した。フロントのドライブシャフトとフロント サブフレームも刷新され、合計28点のサスペンションおよび関連シャシー部品が新設計または改良されている。

オフロード性能の向上に加え、ステアリングのフィールと応答性も改善され、日常走行での快適性も高まった。

また、全トレイルスポーツ トリムに「トレイルウォッチ」カメラシステムが標準装備された。前・後・側面・360度の4つの映像と、タイヤ位置を示すグラフィックにより、死角となる障害物の回避を支援する。従来はトレイルスポーツ エリートの専用装備だった。

◆より力強いデザインと新色

ホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデルホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデル

ロサンゼルスのホンダ デザイン スタジオが手がけた新デザインでは、フロント・リアのフェンダーフレアをより張り出させ、フロントロアフェイシアを彫刻的に再設計。アンバーLEDのフードスクープライトを追加し、パスポート特有のアンバーDRL(デイタイム ランニング ライト)と統一感を持たせた。

全トレイルスポーツ トリムで選択できる「ブラックアウト パッケージ」は、新たにブラックのフロント・リアフェイシアを採用し、よりアグレッシブな外観となった。カラーラインアップには、2026年型ホンダ『パイロット』で初採用された「スモーク ブルー パール」(オブシディアン ブルー パールの後継色)が加わった。

ホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデルホンダ『パスポート トレイルスポーツ エリート』の2027年モデル

インテリアでは、従来トレイルスポーツ エリート専用だったヒーテッド ステアリングホイールが全トリムに標準装備された。

◆オフロード専用アプリ「HTX」を提供開始

2026年夏、ホンダはトレイルスポーツ SUVオーナー向けのオフロード専用アプリ「ホンダ トレイル エクスペリエンス(HTX)」を公開した。2026年型パスポート トレイルスポーツのオーナー1500人以上の意見を参考に、ホンダ アメリカのエンジニアが開発した。

HTXはApple App Storeで無料配信されており、高度・ピッチ・ロール・ブレーキ圧・スロットル位置・速度・エンジン温度・外気温・タイヤ角度・緯度経度などのリアルタイム車両データを提供する。走行動画にデータを重ねて書き出す機能も備え、SNSへの共有も容易だ。対応モデルは2026・2027年型のパスポート トレイルスポーツ、『パイロット トレイルスポーツ』、『CR-V トレイルスポーツ』となっている。

《森脇稔》

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