豊田合成は、同社の「LIN通信対応 車室内フルカラーイルミユニット」と「ニーエアバッグ」がマツダの新型『CX-5』に採用されたと発表した。
近年、自動運転技術の進展に伴い、車内照明には装飾や明るさの確保にとどまらず、注意喚起の通知機能や車内空間の演出など、より高度で幅広い役割が求められるようになっている。
LIN(Local Interconnect Network)通信は、シンプルな配線構造で搭載しやすい車載通信規格として広く普及している。一方で通信速度が遅く、複雑な光の演出には不向きとされてきた。
豊田合成はソフトウェアの制御を工夫することでこの課題を克服し、なめらかで複雑な光の動きと色を融合させた演出を実現した。感情に働きかけるような光の表現など、将来的なニーズにも対応できる製品となっている。
ニーエアバッグは、前面衝突時に乗員の下肢を支え、体が前方へ移動するのを抑制することで安全な姿勢を保つ装置だ。
今回の新型CX-5向けニーエアバッグは、豊田合成が設計を担当し、グループ会社の芦森工業が生産を受け持つ。運転席側は芦森工業山口株式会社が、マツダの広島工場近隣で生産することで物流の効率化も図る。助手席側は豊田合成九州株式会社が生産する。
豊田合成は2026年3月に芦森工業を完全子会社化しており、開発・設計、販売、調達、生産の各分野でのシナジー効果を追求している。今後は統合効果の最大化を通じ、交通死傷者数のさらなる低減に貢献していく。







