魚津観光まちづくりは、3月14日から電動トゥクトゥクのレンタルサービス「魚津まちなかレンタルEV『トゥクる』」を再開する。
魚津市では3月下旬から春の蜃気楼シーズンが到来し、桜をはじめとしたさまざまな花が市内の名所で見ごろを迎える。名産のホタルイカが旬を迎えるほか、富山県唯一の遊園地も3月14日に再開する。
小柄で可愛らしい青色のEVトゥクトゥクに乗車して約8kmの海岸線「蜃気楼ロード」やスーパー農道と言われる「新川広域農道」を春の心地よい風と日光を浴びながら走れば気分は爽快だ。
海側では幻想的な自然現象「上位蜃気楼」のシーズンに入るほか、「魚津総合公園 みらパーク」や山側の自然植物園「花の森・天神山ガーデン」などでは桜をはじめとした花々が見ごろを迎える。富山県唯一の遊園地「ミラージュランド」の開園も4月下旬以降からは山あいにある「片貝山の守キャンプ場」なども巡ることができる。
同社では自動車やレンタサイクルでは得られない春の魚津の魅力をEVトゥクトゥクのレンタルを通して利用者へPRして魚津のブランド力向上や地域経済の活性化、域内外からの誘客の増加などにつなげる。
移動手段であるEVトゥクトゥクを活用した新たな旅行体験の創出と来街者の増加を目指す。その一環として、既存の観光商品とのコラボに着手した。魚の鮮度と旨味を長期間保つ締め方「神経締め」の秘密に触れられるなど魚の美味しさの秘密を知ることができるツアーや天然素材の染料を使ってハンカチなどにオリジナルの模様をつけることができる藍染め体験、「なし」「りんご」「さつまいも」といった地元農産物の収穫体験とのコラボ商品を企画中だ。3月中から順次販売する。また、スギの古木「洞杉群」を楽しむアドベンチャー体験なども構想中だ。
今後、観光領域で成長が見込まれるインバウンド需要の取り込みに向けて通訳案内士付きのEVトゥクトゥクを利用したツアーを用意する方針だ。具体的には台湾からの観光客にアプローチする。背景には魚津市と台湾の活発な交流がある。例えば2025年10月には魚津市と台湾新北市板橋区が観光交流に関する覚書(MOU)を締結した。MOU締結により、両地域では相互交流の活発化が進行中だ。同社は良好な事業環境をチャンスと捉えてEVトゥクトゥクのレンタルサービスを台湾からの訪日観光客にアピールして、インバウンド需要の獲得につなげる。
他方では欧米豪からの訪日観光客の呼び込みにも力を入れる。魚津市は「黒部宇奈月キャニオンルート」やニューヨーク・タイムズ紙の「2025年にいくべき52カ所」に紹介された富山市から地理的に近い利点を生かし、誘客に力を入れる。また、同社は観光サイトの多言語化の準備を進めているほか、訪日観光客向けのレンタルを実現するための各法規制の調査や書類準備なども進める。
「魚津まちなかレンタルEV『トゥクる』」は、同社の自主事業として2025年10月24日から始まった。魚津市には、海や山、市街地にも多数の観光資源が点在している。一方で、観光客の足となるレンタカー会社は市内に少なく、移動手段も市民バスやレンタサイクルに限られることから、新たな移動手段として注目を集めている。2025年10月24日から11月末日までの稼働期間では、利用者の44%が20代から30代で、46%が県外からの利用者だった。域外からの誘客や若年層を呼び込む効果を確認できたため、同社はEVトゥクトゥクを活用して新たな需要の開拓をより一層推進する。
サービス名称は「魚津まちなかレンタルEV『トゥクる』」。営業時間は9時30分から17時30分(年末年始を除く)。サービス内容はEVトゥクトゥクのレンタルサービス。利用料金は4時間までは4400円、4時間超から8時間までは6600円(いずれも消費税込み)。支払方法は予約時にクレジットカードまたはWEB決済等による事前決済。魚津観光まちづくり公式ホームページで予約する。





