エクセディ、英プロティアン・エレクトリックを子会社化…インホイールモーター技術の主導的企業

英国のプロティアン・エレクトリックの新型インホイールモーター
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エクセディは、2月20日開催の取締役会において、英国のプロティアン・エレクトリックの株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。

自動車業界はCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング&サービス、電動化)に代表される大きな変革期を迎えている。エクセディは中長期的な企業価値向上を実現するため、従来の内燃機関車向け駆動系部品で培った技術や顧客基盤を活用し、事業ポートフォリオの転換に取り組んでいる。

同社は、移動手段の多様化が進む中においても、自動車産業は今後も重要な市場であり続けると考えている。そのため、自動車産業を事業ポートフォリオの重要な柱の一つと位置付け、電動化の進展に対応するために必要な技術の獲得を進めている。

プロティアン・エレクトリックは、駆動用モーターをホイールに内蔵するインホイールモーターの開発・製造・販売を手掛けるマーケットリーダーであり、既に市場投入の実績を有している。同社のインホイールモーター技術は、高速な応答性により車両制御性能の向上に寄与するとともに、車両設計の自由度を高めるものである。

また、同社の技術は、機械・電気・制御を統合することで、従来の駆動方式を大きく変革する可能性を有していると評価している。SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)化において課題とされる制御の統合化を実現するとともに、エクセディグループにおける機械と電気の両方を理解する技術者の不足という課題に対しても、同社の統合的な技術は当該課題の解消に寄与し、ひいてはエクセディグループの競争力強化につながるものと期待している。

同社の技術の優位性を最大限に発揮するには、自動車メーカーのプラットフォーム設計段階からのインホイールモーターの採用が必要となり、搭載までには時間を要する。しかし、2輪駆動用に開発されたプラットフォームを迅速・低コストで4輪駆動化することができるメリットも期待できることから、様々な自動車メーカーから高い関心を寄せられている。

エクセディは、本件株式取得を通じて、両社の技術的強みを融合し、競争力のある商品・サービスを継続的に提供していく。

《森脇稔》

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