スウェーデンの車載ソフトウェア企業スマートアイは1月29日、日本の自動車メーカー向けに、ドライバー監視システム(DMS)ソフトウェアを供給する新規契約を獲得したと発表した。業界で初めてアルコール影響検知機能を組み込んだDMSとなる。
スマートアイの技術を搭載した新型車は2車種で、2028年に生産開始予定だ。今回の選定は、大手グローバルティア1サプライヤーとの協業により実現した。この自動車メーカーがスマートアイのDMSを採用するのは今回が初めてで、この案件は、日本市場において量産開発でDMSを採用する5社目の自動車メーカーとなる。企業名および車種名は非公開。
本受注による推定収益は、製品ライフサイクルにおける供給数量予測に基づき、5000万スウェーデンクローナ(約8億7000万円)と見込まれている。今回の自動車メーカーによる追加設計採用を含め、製品ライフサイクル全体での推定価値は2億スウェーデンクローナ(約34億7000万円)に達するという。
スマートアイのマーティン・クランツCEO兼創設者は、「DMSによる安全性向上には、眠気、注意散漫、飲酒運転の検知という3つの機能が不可欠だ。2026年には、機能障害の検知がDMS市場における新たな競争分野として台頭している」とコメントした。
スマートアイによると、DMSは、欧州・米国においてアセスメントプログラムや法規制の対象にもなっており、今後標準的な技術として普及していく見込みだという。さらにスマートアイでは、酩酊状態を検知するため、飲酒だけでなく薬物の検知にも取り組むという。
スマートアイは現在、世界24社の自動車メーカーから合計370件の設計採用を獲得している。現行設計採用案件の推定生涯価値合計は87億7500万スウェーデンクローナ(約1524億3000万円)を超える。全自動車メーカー顧客における追加設計採用の可能性を含めた製品ライフサイクル全体の推定価値は、57億0500万スウェーデンクローナ(約991億円)としている。



