シェフラー、中国ターボチャージャー事業を売却へ…合理化戦略の一環

シェフラーのドイツ本社
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シェフラーは、中国のターボチャージャー事業を中国のターボチャージャー技術専門企業の成都西嶺動力科技(Xiling)に売却すると発表した。

この売却は、2025年9月の市場説明会で発表されたポートフォリオ合理化戦略の一環として実施される。同社のクラウス・ローゼンフェルドCEOは「この取引は、ヴィテスコ買収後の事業ポートフォリオ合理化の重要な一歩であり、長期的に競争力を維持できる分野に集中するための取り組みだ」と説明した。

シェフラーは2024年、コンチネンタルからのヴィテスコ・テクノロジーズの買収を通じて、ターボチャージャー事業を取得していた。入札プロセスを経て、Xilingが戦略的パートナーとして選定された。

売却対象となるヴィテスコ・オートモーティブ・上海は約50人を雇用し、直近の会計年度で約100億円の売上を計上していた。売却は規制当局の承認などを条件に、2026年前半に取引完了予定となっている。

《森脇稔》

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