スズキは11月5日、インド子会社マルチスズキが、インド国内の四輪車累計販売3000万台を達成したと発表した。
スズキは1982年にインド政府およびマルチ・ウドヨグ社と合弁契約を締結し、1983年12月にインドにおける初の生産車種「マルチ800」の販売を開始した。
以来、「アルト」「ワゴンR」「スイフト」などの日常移動を支える車種に加え、「ブレッツァ」「グランドビターラ」「フロンクス」、2025年9月に発売した「ビクトリス」など近年人気の高まるSUVモデルも充実させてきた。常にインドの顧客に寄り添い、その時代に必要とされる車を提供し続けた結果、四輪車累計販売3000万台を42年で達成した。
四輪車累計販売3000万台の達成は、日本に続き2カ国目となる。
現在マルチスズキは、インドでCO2排出量の少ないハイブリッド車、CNG車を含む19モデルを販売している。さらに2024年11月には、インドのグジャラート工場で生産し、インドをはじめ100以上の国と地域で販売するスズキ初のBEV「eビターラ」を発表し、2025年8月に欧州へ向けて出荷を開始した。
スズキは、ハイブリッド車、CNG車、BEVなどマルチパスウェイでカーボンニュートラル社会の実現に取り組んでいる。インド乗用車市場のリーディングカンパニーとして、今後もインドの顧客が求める製品を提供し続け、生活に密着したインフラモビリティを目指し、インドとともに成長していく。







