住友ゴム工業がダンロップブランドでサポートするロマン・フェーブル選手が、オーストラリア・ダーウィンで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)のMXGPクラスでシリーズチャンピオンを獲得した。
フェーブル選手は、ダンロップのオフロードレース用タイヤ「GEOMAXシリーズ」を使用してMXGPクラスでシリーズチャンピオンを獲得した初めてのライダーとなった。またダンロップとしても、MXGPの最高峰MXGPクラスでのタイトルは2000年以来25年ぶりとなる。
MXGPは欧州を中心に、アジアや中南米を舞台に開催されるモトクロスの世界選手権。ジャンプやフープス、長いストレート等を備えた起伏に富むコースでは、周回毎に路面コンディションが変化し、タイヤにはトラクション・制動力・コーナリング性能といった高い総合力が求められる。

Kawasaki Racing Team MXGPに所属するフェーブル選手は第7戦のポルトガルラウンドでランキングトップに浮上すると、追い上げを狙うライダーらと激しいトップ争いを展開してきた。その後一度も首位を譲ることなく、シリーズトータルで5度の総合優勝を含む16度の表彰台獲得という安定感を示し、チャンピオンに輝いた。
MXGPでダンロップタイヤを使用するライダーは、ダンロップのオフロードレース用タイヤ「GEOMAXシリーズ」の商品を装着する。世界中のオフロードレースで培われた技術を結集したGEOMAXシリーズは、多様な路面に対応する優れたトラクション性能と高い路面適応性を発揮する。
同社は今後も高性能タイヤを世界中のライダーに提供し、さまざまなライディングシーンを足元から支えていく。
フェーブル選手は「再びチャンピオンを獲得することが出来て非常に嬉しく、協力してくれた多くの関係者に感謝している。ダンロップとはタイヤ開発において非常に密接な連携が出来ており、性能にも非常に満足している。来年も引き続きタイトル獲得を目指して頑張る」とコメントした。