インド初の4輪5トン積載トラック、タタ『LPT 812』発売

タタ『LPT 812』
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タタモーターズは9月3日、中軽量商用車セグメントの新製品、タタ『LPT 812』をインドで発売した。

同車両は、インド初の4輪トラックでありながら5トンの定格積載量を実現した画期的なモデル。工場出荷時にエアコンを標準装備し、都市部での運用性と積載能力を両立させている。

タタモーターズの実績あるLPTプラットフォームをベースに構築されており、6輪車両の頑丈さと4輪トラックの効率性・機敏性・低メンテナンス性を兼ね備えている。産業用品、市場荷物、青果物、宅配便など幅広い用途に対応する複数の荷台オプションを提供する。

同車両は信頼性の高い4SPCRディーゼルエンジンを搭載し、125hpのパワーと360Nmのトルクを発揮する。5速ギアボックスとブースター付きクラッチを組み合わせ、スムーズなギアシフトとドライバーの疲労軽減を実現している。

安全性と耐久性の面では、改良されたブレーキシステムと重荷重用ラジアルタイヤを採用している。快適性と操縦性を最適化するため、アンチロールバー付きパラボリック式フロントサスペンション、フルSカムエアブレーキ、チルト・テレスコピック式パワーステアリングを装備している。

3年または30万kmの保証が付帯され、フリートオーナーに長期的な信頼性と安心感、そして高い価値を提供する。

タタモーターズは、4トンから19トンまでの車両総重量をカバーする中軽量商用車の最も幅広い製品ラインナップを用意している。これらの車両は堅牢に設計され、複数の用途にわたる顧客の多様なニーズに対応するよう厳格にテストされている。

《森脇稔》

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